オスは全体が黒色で体長10ミリ程度、メスは羽がなく幼虫型。前胸部に一対の透明な部分があり、マドボタルの名前はここから来ている。本州の中央部以東に分布し、中央部以西には前胸部中央が赤いオオマドボタルが分布する。昼行性で、幼虫は陸生。
体長7ミリ程度、上翅は淡赤色で、黒色のスジがある。スジグロベニボタルと呼ばれていたこともある。昼行性。幼虫は湿地などに生息する半水生。
日本では長崎県対馬のみに分布し、オスは体長17ミリ程度、メスは30ミリ程度。メスは羽がほとんどなく幼虫型。前胸部はオレンジ色で一対の透明な部分がある。個体差もあるが、ヤエヤママドボタルは赤っぽく、ミヤコマドボタルは黄色っぽい、アキマドボタルはその中間くらい。夜行性で、オスは飛翔しながら強い連続光を放つ。幼虫は陸生。幼虫はクロマドボタルやオオマドボタルの幼虫に似る。
沖縄本島に分布(久米島には亜種がいる)。オスは体長10.5ミリ程度、前胸部の中央に四角い淡赤色の紋があり、上翅は黒色。窓状部は明らかではない。メスは羽がほとんどなく幼虫型。幼虫は陸生。
体長6ミリ程度、全体が黒褐色で上翅の肩の部分にオレンジ色の紋がある。昼行性。幼虫は陸生。別名カタアカホタルモドキ。
オス、メスとも体長10ミリ程度、前胸部は赤色で周辺部が黒く、中央には黒色の縦条がある。北海道、本州、四国、九州の平地から山地に分布し、昼行性である。幼虫は陸生。
石垣島、西表島、小浜島、黒島に分布し、オスは体長15~20ミリ程度、メスは20~25ミリ程度。ミヤコマドボタルより大型。メスは羽がほとんどなく幼虫型。前胸部はオレンジ色で一対の透明な部分がある。両行性で、オスは飛翔しながら強い連続光を放つ。幼虫は陸生。別名オオシママドボタル。
オスの成虫はクロマドボタルに似ているが大型で、前胸部の中央に赤班がある。メスは羽がなく幼虫型。本州中央部以西、四国、九州に分布。昼行性で、幼虫は陸生。
オス、メスとも体長7ミリ程度で、名前のとおり前胸部が栗色。本州、四国、九州に分布し、成虫はほとんど発光せず、昼行性である。幼虫は陸生でオカチョウジガイなどを餌とする。
ホタル科
体長6ミリ程度で、オス、メスともに羽がある。上翅は先端部が黒い黄褐色で特徴的なスジがある。トカラ列島、奄美大島、宮古島、石垣島、西表島などに分布する。夜行性で、連続光を放つ。幼虫は陸生。
宮古諸島に分布し、オスは体長15ミリ程度、メスは22ミリ程度。メスは羽がほとんどなく幼虫型。前胸部はオレンジ色で一対の透明な部分がある。夜行性で、オスは飛翔しながら強い連続光を放つ。幼虫は陸生。