体長オス約15ミリ、メス約17ミリで、沖縄県久米島のみに生息する。成虫発生時期は4月から5月上旬で夜行性。発光の仕方や形態もゲンジボタルによく似ているが、前胸部は橙色で黒色の紋がない。幼虫は水生。
Luciola owadai M.Satô et Kimura
クロマドボタルの蛹 クロマドボタルのメス クロマドボタルのオス、メス、卵
クロマドボタルの幼虫
クロマドボタルの幼虫 発光するクロマドボタルの幼虫 クロマドボタル幼虫の光跡
陸貝(カタツムリ)を食べるクロマドボタルの幼虫
クロマドボタルのオス クロマドボタル クロマドボタル クロマドボタル
クロマドボタル

オスは全体が黒色で体長10ミリ程度、メスは羽がなく幼虫型。前胸部に一対の透明な部分があり、マドボタルの名前はここから来ている。本州の中央部以東に分布し、中央部以西には前胸部中央が赤いオオマドボタルが分布する。昼行性で、幼虫は陸生。

Pyrocoelia fumosa Gorham
クロマドボタル
スジグロボタル スジグロボタル スジグロボタル スジグロボタル スジグロボタル
スジグロボタル スジグロボタル
スジグロボタルの生息地

体長7ミリ程度、上翅は淡赤色で、黒色のスジがある。スジグロベニボタルと呼ばれていたこともある。昼行性。幼虫は湿地などに生息する半水生。

Pristolycus sagulatus Gorham
スジグロボタル

日本では長崎県対馬のみに分布し、オスは体長17ミリ程度、メスは30ミリ程度。メスは羽がほとんどなく幼虫型。前胸部はオレンジ色で一対の透明な部分がある。個体差もあるが、ヤエヤママドボタルは赤っぽく、ミヤコマドボタルは黄色っぽい、アキマドボタルはその中間くらい。夜行性で、オスは飛翔しながら強い連続光を放つ。幼虫は陸生。幼虫はクロマドボタルやオオマドボタルの幼虫に似る。

Pyrocoelia rufa Olivier
アキマドボタル
オキナワマドボタル オキナワマドボタルのメス
オキナワマドボタルの幼虫
オキナワマドボタルの幼虫
オキナワマドボタルの幼虫 オキナワマドボタルの幼虫

沖縄本島に分布(久米島には亜種がいる)。オスは体長10.5ミリ程度、前胸部の中央に四角い淡赤色の紋があり、上翅は黒色。窓状部は明らかではない。メスは羽がほとんどなく幼虫型。幼虫は陸生。

Pyrocoelia matsumurai Nakane
Cyphonocerus ruficollis Kiesenwetter
石垣島、西表島に分布し、オスは体長7.5~10ミリ程度、メスは14ミリ程度。
成虫オスの上翅は黒色、前胸部は淡赤色で前方と側縁部は黒色。腹部は淡赤色。メスは
羽がなく幼虫型。両行性で、ほとんど発光しない。幼虫は陸生。別名サキシママドボタル。
Pyrocoelia abdominalis Nakane
ハラアカマドボタル
カタモンミナミボタル カタモンミナミボタル カタモンミナミボタル
カタモンミナミボタル
Drilaster axillaris Kiesenwetter

体長6ミリ程度、全体が黒褐色で上翅の肩の部分にオレンジ色の紋がある。昼行性。幼虫は陸生。別名カタアカホタルモドキ。

ムネクリイロボタル ムネクリイロボタル ムネクリイロボタル ムネクリイロボタル ムネクリイロボタル ムネクリイロボタル
ムネクリイロボタルの幼虫 ムネクリイロボタルの幼虫 ムネクリイロボタルの幼虫 ムネクリイロボタルの幼虫
クメジマボタル
オオオバボタル オオオバボタル オオオバボタル オオオバボタル オオオバボタル
オオオバボタル オオオバボタル オオオバボタル オオオバボタルの生息地

オバボタルによく似ているが、オバボタルよりも大型で体長12ミリ前後、横幅が広い。幼虫は陸生で放置木に生息。

Lucidina accensa Gorham
オオオバボタル
オバボタル オバボタル オバボタル

オス、メスとも体長10ミリ程度、前胸部は赤色で周辺部が黒く、中央には黒色の縦条がある。北海道、本州、四国、九州の平地から山地に分布し、昼行性である。幼虫は陸生。

Lucidina biplagiata Motschulsky
オバボタル
体長7ミリ程度、オバボタルに似ているが、前胸部は黒色。メスは羽が退化し短く
なっており飛べない。三重県と岐阜県に局所的に生息。
Lucidina okadai Nakane et Ohbayashi
コクロオバボタル
ヤエヤママドボタル
脱皮中のヤエヤママドボタル
ヤエヤママドボタル ヤエヤママドボタル
リンゴを食べるヤエヤママドボタルの幼虫 リンゴを食べるヤエヤママドボタルの幼虫
ヤエヤママドボタル幼虫の尾脚拡大写真 ヤエヤママドボタル幼虫
ヤエヤママドボタル幼虫

石垣島、西表島、小浜島、黒島に分布し、オスは体長15~20ミリ程度、メスは20~25ミリ程度。ミヤコマドボタルより大型。メスは羽がほとんどなく幼虫型。前胸部はオレンジ色で一対の透明な部分がある。両行性で、オスは飛翔しながら強い連続光を放つ。幼虫は陸生。別名オオシママドボタル。

Pyrocoelia atripennis Lewis
ヤエヤママドボタル
オオマドボタル オオマドボタル オオマドボタル オオマドボタル オオマドボタル
オオマドボタル
レッドラムズホンを食べるオオマドボタルの幼虫

オスの成虫はクロマドボタルに似ているが大型で、前胸部の中央に赤班がある。メスは羽がなく幼虫型。本州中央部以西、四国、九州に分布。昼行性で、幼虫は陸生。

Pyrocoelia discicollis Kiesenwetter
オオマドボタル
体長5~6ミリ程度、全体が黒色で沖縄本島に分布。成虫発生時期は4月から5月中旬、昼行性。
幼虫は陸生。別名オキナワクロホタルモドキ。
Drilaster okinawensis Nakane
オキナワクロミナミボタル
ムネクリイロボタル

オス、メスとも体長7ミリ程度で、名前のとおり前胸部が栗色。本州、四国、九州に分布し、成虫はほとんど発光せず、昼行性である。幼虫は陸生でオカチョウジガイなどを餌とする。

ホタル

ホタル科


カクムネベニボタル
カクムネベニボタル 
ベニボタル
ベニボタル

べニボタル科

キイロスジボタル
キイロスジボタル キイロスジボタル キイロスジボタル キイロスジボタル キイロスジボタル
キイロスジボタル キイロスジボタル キイロスジボタル キイロスジボタル
キイロスジボタル

体長6ミリ程度で、オス、メスともに羽がある。上翅は先端部が黒い黄褐色で特徴的なスジがある。トカラ列島、奄美大島、宮古島、石垣島、西表島などに分布する。夜行性で、連続光を放つ。幼虫は陸生。

Curtos costipennis Gorham
体長約5ミリ、前胸部は橙色で上翅は黒色。成虫発生時期は4月下旬から11月下旬、夜行性で
フラッシュ光を放つ。幼虫は陸生。
Luciola kuroiwae Matsumura
クロイワボタル

宮古諸島に分布し、オスは体長15ミリ程度、メスは22ミリ程度。メスは羽がほとんどなく幼虫型。前胸部はオレンジ色で一対の透明な部分がある。夜行性で、オスは飛翔しながら強い連続光を放つ。幼虫は陸生。

Pyrocoelia miyako Nakane
ミヤコマドボタル ミヤコマドボタル ミヤコマドボタル ミヤコマドボタルの光跡 ミヤコマドボタル
ミヤコマドボタル ミヤコマドボタル